〜〜〜〜浴衣で夏祭り〜〜〜〜






「……遅いなー。」




待ち合わせの時間を30分過ぎても
相手の姿は一向に見えない。
辺りは既に暗くて
人も増える一方だ。




「誘っといて遅れるとか…ほんっと、有り得ない」




いきなり電話で

『今日、お祭りあるんだって!せっかくだし行こうぜ。あ、絶対浴衣で来ること!』

とか言われて…


着なれない浴衣に苦戦しながらも
待たせちゃ悪いかなー、とか思って
待ち合わせの10分前に来たのに!

誘った本人が来ないなんて!




「……あと5分待って来なかったら、帰ってやる。」

「それはちょっとヒドくない?」

「っ!?」




突然耳元で聞こえた声。
振り返ると
浴衣を着た彼が立っていた。




「お待たせ♪」

「ホントだよ!遅刻したんだから、かき氷おごってよね」

「!!……クスっ」

「?何笑ってんの?」

「…いや、可愛いなって思って」

「な、お前っ!!///////」

「ははっ。ほら、行くよ」




何だか…
いいくるめられた感満載だけど!
それでも
繋がれた手は振り解かない。





きゅっ―…






「お?今日は素直だね」

「っ////」




握り返してみたら
案の定からかわれて…

それすら
ときめいてしまう僕も
そうとう重傷だと思う。




「裕貴」

「んー?」

「あそこ。かき氷、何味がいい?」

「イチゴ!!」

「はいはい。」




買い物をする彼の隣で
積もっていく氷を見ていた。




「イチゴとブルーハワイ1つ」

(…あれ?)

「はいよ、お待ちっ!」

「ありがとう。はい、裕貴」

「あ、うん…」




受け取って一口食べると
甘くて何だか懐かしい味。




「…………」

「どうした?じっと見てるけど」

「いや、イチゴ好きだったじゃん?なんで今日はブルーハワイ?」

「んー…たまにはね」

「ふーん」

「それに」

「ん…?!」




冷たい氷と
温かい唇。

ほんの一瞬―…

離れていく瞬間に
ペロッと唇を嘗められて。







「こうすれば、イチゴも食べられる」

「!!!!//////////」












不適に笑ったその顔に
胸が高鳴ったのは









悔しいから内緒!




ナント!イメージ画付きでした♪









































written by.藤原あやな