壁に手をつき迫られる!〜〜〜ウラver〜〜〜












「なー、いい加減に機嫌治せよ」

「……………」




交互にシャワーを浴びて、練習でかいた汗をすっきり流して、リビングのソファーに座っている。




「なーんだよ。本当のこと言っただけだろ?だって俺はお前のこと愛し…」

「もー!!//////」




慌てて遮ると
あからさまに不機嫌な顔。




「………別に怒ってない…」

「は?」

「だから、別に怒ってないよ」

「そうなの??だったら、さっきから何で黙ってるんだよ。」

「………………」

「ほら、また」

「…………から」

「え??」

「……………恥ずかしいから!!/////」




顔が熱い。

きっと誰が見ても
自分の顔は真っ赤になってるはず。
思わず顔を背ける。




「裕貴。」

「…………//////」

「ひーろーたーか?」

「…………なに?///////」




背後から聞こえる声に返事を返しつつ、視線は動かさない。
ソファーの背もたれを見つめ続けていると、ぐいっ!と肩を掴まれる。




「っ!!/////」

「なーに可愛い顔してんだよ」

「…………してないよ//////」

「してるっつーの」

「んっ…!!///」




唇に柔らかい感触。
触れた所から
暖かさが広がって。
息苦しさに唇を開けば
口内を浸食される。
甘く甘く、体が痺れていく。




「ん、ぁ…ふ…////」

「……息切れんの早いって」

「っ!!誰のせいだとっ…///」

「俺だよ」

「んっ!!/////」




再度唇を塞がれ
ソファーに押し倒される。
ぼーっとする頭の中で
パジャマのボタンが一つずつ外されていくのが分かるけど、もう手なんか動かせない。

思考回路は停止寸前で。


ゆっくり
ゆっくり
落ちていく。




「なに、大人しいね。もう感じてんの?」

「んっ、やだっ…ちがぅ……///」

「ちがくないだろー?ほら、こーんなになっちゃって」




チュッ―…




「あっ、や……!!んっ…」

「かわいい声しちゃって。」

「ん……ば、か…///」




ひんやりした指が胸のあたりを、すっと撫でる。
一度唇に含まれた胸の蕾は、外気にさらされて冷たくなり、更に敏感になる。
びりっとした感じが全身を巡って、思わず背中が浮いて―…
その隙を見逃してくれるはずもなく、彼の指が僕の敏感な所を撫であげる。




「やっ!!…触っちゃ、やだっ…///」

「ここは、苦しそうだけど?」

「馬鹿っ!///」

「そんなこと言うの?」




素早い手つきのせいで
最早身にまとっているのは
パジャマの上着のみ。

長い指がツーっと撫であげる度に
体がビクビクする。
もう、自分じゃどうしようもなくて
彼の腕にすがりつくだけ。




「苦しそうだね…。何か言いたいことあるんじゃない?」

「んっ、……そん、な…////」

「ほら、素直になりなよ」

「…〜〜〜っ!!!゜//////」

「ひーろーたーか?」

「……っ……い…///」

「聞こえないよ?」

「……っ!!!…お願いっ…!!!!!///////」

「言葉と行動が伴ってないけどυ」




恥ずかしさから、思わず睨みつける。
彼はクスクス笑った後に
僕の好きな顔で微笑んだ。





「そういうとこ好きだよ」






グッ―…!!!




「あっ、あっ!!!!!」

「…っ!…きっつ……υ」




熱くて硬いものに体を貫かれる。
動かれる度に刺激の波に襲われて
意識が途切れ途切れになっていく。




「やっ、激しっ…!///」

「ごめ、止まんない…っ!」

「ぁ、あぁ、やっ…も、ダメっ!!!!!!」

「……っ!!!」





体の奥に熱が広がる。

薄い意識の世界で
流れ込む感触。

力の抜けた彼の体が覆い被さって、心地よい虚脱感に包まれる。





「はーっ………ごめんな、裕貴」

「ううん」

「…そっか」

「…………」

「…………」

「……あの、さ……」

「ん??」

「僕も、好き……だよ…/////」

「!!/////」














恋人たちの夜は
まだ続く。(笑)



written by.藤原あやな